2022年11月8日(火)は好条件の皆既月食が好天ならば全国で観測できます。

週間予報ですと北海道と日本海側の一部に晴れマークが付いていませんが、
晴れて観測できれば19時16分から20時42分まで、
皆既継続時間がなんと1時間26分あるので赤くなった月が見られると良いですね!

東の空低い位置から始まりますが皆既月食の間は高度30~50度なので開けた場所なら観測できると思います。

月食中の月の位置 (画像出典:国立天文台)
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地球の影に対する月の動き(画像出典:国立天文台) 
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天王星食 (出典:国立天文台) 
皆既月食中に惑星食が起こるのはとても珍しい現象です。
東京-新潟を結んだラインより西側では皆既月食中に天王星の潜入が見られ、ラインより東側では皆既食終了後に潜入が始まります。

皆既食中に惑星食が起こるのはたいへんまれなことです。
日本で前回皆既食中に惑星食が起こったのは、1580年7月26日の土星食です。
日本で次回皆既食中に惑星食が起こるのは、2344年7月26日の土星食です。
(※前回について、「日本で前回月食中...に惑星食が起こったのは」という条件に変えると、例えば、2014年10月8日の皆既月食は条件に当てはまります。2014年10月8日の皆既月食では、稚内付近のみ、部分食中....に天王星食が起こりました。)
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2011.12.10に撮影した皆既月食

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2012.11.28 に撮影した半影月食

暖かくして観測してください。



2022年11月8日の皆既月食・天王星食(国立天文台)


【ライブ配信】皆既月食+天王星食(2022年11月8日)


すばる望遠鏡から、皆既月食中の星空を 4K 配信! 
国立天文台ハワイ観測所では、すばる望遠鏡のあるハワイ島・マウナケアの山頂域から、皆既月食中の月と夜空の饗宴を、ライブ配信します。


基礎知識 「月食とは」の「皆既中の月の色」